売却・賃貸の工夫
車が入らない家は売れる?貸せる?|伊豆山の坂と石段の上の家の伝え方
車が入らない家は、買い手や借り手が限られる一方で、眺めと静けさを求める人には強く響きます。伝え方の工夫と相談の入口をまとめました。
結論:限られるのは事実。でも「合う人」には届けられる
車が家の前まで入れない、石段を上らなければたどり着けない。伊豆山には、そんな家が少なくありません。こうした家は、買い手や借り手が限られる場合があります。けれど同時に、眺めと静けさを求める人には大きな魅力になります。大切なのは、制約を隠すことではなく、合う人に正面から届けることです。
123LIVINGの売りたい・貸したい方向けページには、「坂や石段の上の家を借りる人がいるか分からない」という相談の種類を挙げています。この記事では、そうした家をどう見つめ、どう伝えれば、次の持ち主や住まい手に出会いやすくなるのかを整理します。
まず自分の家の「動線」を書き出す
家の魅力も大変さも、道のりから始まります。最寄りの道から玄関までを、次のように書き出してみてください。
| 見る項目 | 書き出す内容 |
|---|---|
| 車が止められる場所 | 家からどのくらい離れているか |
| 玄関までの道 | 坂・石段のおおまかな様子、手すりの有無 |
| 荷物の運び方 | 手で運ぶのか、台車は使えそうか |
| 買い物・通院・ごみ出し | どこで、どのくらいの手間か |
| 家からの眺め | 窓から何が見えるか |
伊豆山では、買い物や通院、ごみ出しの便は、家の場所によって大きく違います。車がなくても暮らせるかどうかも、場所次第です。だからこそ、数字や言葉より、実際に歩いて確かめるのがいちばんです。町を歩く案内は、123LIVINGのサービスのひとつで、坂・階段・買い物の場所を歩いて案内しています。
制約を「条件」として正直に伝える
車の進入が難しい家は、売り出しの文章でも、そのことを分かりやすく伝えるほうが、合わない人との行き違いを減らせます。そして、合う人にはむしろ好印象になります。
伝え方の例(言い換え表)
| 状況 | 伝え方の方向 |
|---|---|
| 車が家の前まで入れない | 車を止める場所から家までの歩く道のりを、写真つきで具体的に示す |
| 石段が続く | 石段の先に広がる眺めと静けさとセットで紹介する |
| 買い物が少し遠い | 町を歩いて回る暮らしの楽しみ方として紹介する |
| 家が古い | 手を入れて暮らしたい人、再生を楽しみたい人に向けて紹介する |
道のりの写真は、強い味方です。玄関までの道を、止める場所から順に撮影し、写真に添える言葉で「歩いて何分ほどか」「どんな景色の中を通るか」を伝えます。見に来る人が事前にイメージできていれば、当日のがっかりが減ります。
眺めと静けさを求める人に届ける
伊豆山は、海と山が近い町です。石段の上にある家は、窓の外に広がる眺めが大きな魅力になります。この魅力は、住所や間取りの数字だけでは伝わりません。写真と言葉で、持ち主だからこそ知っている良さを添えることが大切です。
- 窓から見える景色(昼間の光、季節による違い)
- 朝や夕方の静けさ、周りの音
- 近くにある神社の参道や散歩道
- 町を歩く楽しみ(石段を上り下りする風景)
こうした良さは、持ち主にとっては当たり前の日常になっていて、言葉にしにくいこともあります。現地確認のときに一緒に家を歩き、窓の外や玄関先から見える景色を、第三者の目で言葉にするお手伝いもします。
貸す場合に広がる選択肢
貸す道では、住居としての賃貸のほか、期間を決めた別荘貸し、民泊や宿としての貸し出しがあります。さらに、使い方を広げる「活かす」道には、宿、音楽合宿・研修合宿、撮影、移住を考える人のお試し滞在があります。眺めのよい家、静かな家は、撮影や合宿の場所として評価されることがあります。
道のり写真の撮り方(止める場所から玄関まで)
- 車を止められる最後の場所で、家の方向を向いて1枚
- 石段や坂の入口で、先を見上げる角度で1枚
- 中間地点で、振り返って景色が見える写真を1枚
- 玄関の前で、家を正面から1枚
- 玄関から外を見た景色を1枚
この5枚があるだけで、初めて見る人が「歩いてどのくらいか」「何が見えるのか」をつかめます。歩いた時間も、スマートフォンのタイマーで計って添えておくと伝わりやすくなります。
見に来る人が助かる、当日の案内メモ
見学に来る人にとって、石段のある道は初めての体験です。事前に次のような情報を伝えておくと、当日の印象がぐっと良くなります。
- 歩きやすい靴で来てもらうようにお願いする
- 大きな荷物や手荷物は、できるだけ少なくしてもらう
- 車を止められる場所と、そこからの歩く道のり
- 見学の所要時間の目安
伊豆山の石段は、走り湯から本殿まで837段、宿から本殿まで492段です。こうした町の石段の様子を知ってもらったうえで見に来てもらえると、お互いに気持ちよく見学が進みます。
現地確認では、ここを見る
相談の次の段階の現地確認では、建物の傷み、道と石段、車の進入、眺めを見ます。車の進入のところを、もう少し詳しく見るとこうなります。
- 車で近づける最後の場所はどこか
- そこから家まで、荷物を持って歩く距離はどのくらいか
- 引っ越しや工事のとき、資材や荷物をどう運ぶか
- 道の幅や、隣の家との位置関係
- 道や境界がはっきりしない部分はないか
伊豆山では、道や境界がはっきりしない場合があります。早めに確認しておくと、売り出しのときも、貸し出しのときも、スムーズに進められます。確認で分かったことをもとに、家族みんなで次の一手を話し合えます。立ち会いが難しい遠方の方は、鍵の受け渡し方法を相談できます。
売る・貸す・活かすの選び方
| 道 | 車の入らない家での考え方 |
|---|---|
| 売る | 合う人に届く伝え方を整え、価格を相談する。媒介を任せる |
| 貸す | 眺めや静けさを生かした貸し方を探す。貸し方で手続きが変わるので先に相談 |
| 活かす | 宿・合宿・撮影・お試し滞在など、場所の個性を生かす使い方を探る |
売る場合の媒介契約には、一般・専任・専属専任の3種類があり、報告の頻度や、自分で見つけた相手との契約の扱いが違います。貸す場合の仲介手数料には、長期間使われていない空き家向けの特例もあります。まずは現状をお聞かせください。
運営側が進める「123MODEL」では、伊豆山神社の参道沿いの空き家を、宿・店・音楽の場所として、一軒ずつ再生していく構想を持っています。坂と石段の町の個性は、再生の物語の一部にもなります。
家族や関係者と共有しておきたいこと
坂や石段の上の家は、持ち主の家族にとっても思い出の場所であることが多くあります。売る・貸す・活かすのどれを選ぶ場合も、次のことを話しておくと進めやすくなります。
- この家で大切にしたい景色や思い出
- 次に使う人に、どんな形で使ってほしいか
- 家の中に残す物、持ち出す物の線引き
- 決めたいタイミング(時期の希望)
家族の意見が分かれている場合も、選択肢を整理するところから相談できます。オンラインの話し合いには、遠方の家族も一緒に参加できます。
ご相談の入口
「こんな家に借り手や買い手がいるのか」という心配こそ、ご相談の最初の一歩です。決めていなくても大丈夫です。遠方の方は、オンライン・メール・LINEで相談できます。
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よくある質問
車が入らない家でも、相談できますか。
はい。坂や石段の上の家に関する相談も受けています。車の進入も含めて現地確認で見たうえで、売る・貸す・活かす道を一緒に考えます。
車がなくても暮らせるかどうかは分かりますか。
買い物や通院、ごみ出しの便は、家の場所によって大きく違います。町を歩く案内で、実際の道のりを確かめられます。
立ち会えない場合の現地確認はどうなりますか。
鍵の受け渡し方法を相談できます。遠方の方も、オンラインで状況を共有しながら進められます。
記事の公開日:2026年11月5日。運営:株式会社エートゥーナンバーレコード(〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山573-2)。