賃料の提案
空き家を貸すときの賃料の提案 受ける日に聞くことと決めておくこと
貸し方と賃料の提案を受ける日は、家を貸す流れの大事な節目です。聞くことと決めておくことを、表で整理しておきましょう。
空き家や別荘を貸すときの賃料の提案を受ける日は、貸し方と賃料の考え方をそろえて決められる、前向きな一日です。伊豆山の家は、眺めと静けさが魅力である一方、坂や石段、車の進入といった条件が賃料の話し合いにつながります。この記事では、提案を受ける日の前に整理しておくこと、当日に聞くこと、聞いたあとに決めることを順番に紹介します。
提案を受ける日は、流れのどこにあたるか
123LIVINGの空き家の相談は、8つのステップで進みます。ご相談、オンラインでの話し合い、現地確認、価格の提案または貸し方と賃料の提案、媒介契約、売り出し・募集、契約、引き渡し・入居、という順序です。賃料の提案を受ける日は、4番目のステップにあたります。
この前に、持ち主のご家族の意見や、家の状態、道や石段の様子が現地確認で整理されています。提案は、その確認をもとに作られるものです。提案の日は、決める日というより、選択肢を一緒に見て、持ち主の思いに合う形を探す日と考えるとよいでしょう。
決めていないことがあっても大丈夫です。他社との併用も相談できます。まずは、聞きたいことをメモして、気持ちを整理して当日を迎えましょう。
貸し方の違いを、提案の前に確認する
空き家を貸す方法には、いくつかの形があります。貸し方によって、募集の相手も、必要な準備も変わります。提案を受ける前に、それぞれの特徴をつかんでおくと、話が早くなります。
| 貸し方 | どんな使い方か | 提案の日に聞きたいこと |
|---|---|---|
| 住居賃貸 | 人が住まいとして借りる | 借りる人の暮らし方に合う家かどうか、修繕の範囲 |
| 期間を決めた別荘貸し | 一定の期間だけ、別荘として貸す | 貸す期間と、持ち主が使いたい時期の調整 |
| 民泊や宿 | 泊まる人に貸す | 貸し方で手続きが変わるため、熱海市や保健所への確認の進め方 |
貸し方によって、旅館業法や住宅宿泊事業法などの手続きが変わります。必要な手続きは、熱海市や保健所で確認していきます。提案の日に、確認の進め方もあわせて聞いておくと安心です。
貸す以外にも、売る、活かす(宿・音楽合宿・研修合宿・撮影・移住検討者のお試し滞在)という道があります。貸す形に決めきれないときは、ほかの道との違いも、遠慮なく聞いてみてください。
賃料の話し合いで、見てもらうとよい家の個性
賃料の提案は、家の個性を踏まえて作られます。持ち主から見ると当たり前のことでも、借りる人にとっての魅力や条件になることがあります。現地確認と提案の日に、次のような点を伝えておきましょう。
- 魅力:海の眺め、静けさ、参道の近さ、庭や間取りの使いやすさ
- 条件:坂や石段の上にあるか、車が家の前まで入れるか、玄関までの距離
- 家の状態:海が近いため、塩気と湿気で傷みやすい。空き期間が長いほど、修繕が増える
- 暮らしの便:買い物・通院・ごみ出しの便は、家の場所で大きく変わる
伊豆山の家は、坂や石段、車の進入の制約があるため、借りる人が限られることがあります。そのぶん、眺めと静けさを求める人にとっては大きな魅力になります。提案の日には、この両方を正直に伝えて、どんな人に借りてほしいかも話してみてください。
提案の日に聞く質問リスト
当日に慌てないよう、聞きたいことを先に書き出しておきましょう。次の表を印刷して、空欄にメモしながら進めるのもおすすめです。
| 聞くこと | 確認のポイント |
|---|---|
| 賃料の考え方 | どんな点を見て、どう考えた賃料か。ほかの貸し方ならどう変わるか |
| 修繕の範囲 | 貸す前に直したほうがよい場所と、借りる人が使いながら直せる場所 |
| 募集の進め方 | どこで、どんな相手に向けて募集するのか。見学の立ち会いは誰が行うのか |
| 鍵の受け渡し | 遠方の場合、立ち会えない日の鍵の受け渡し方法 |
| 報告の頻度 | 募集の状況を、どのくらいの間隔で知らせてもらえるのか |
| 手数料 | 媒介契約の前に、仲介手数料と任せる内容をどう説明してもらえるか |
| 契約までの流れ | 申し込みから契約、入居日までの段取り |
募集の段階では、伊豆山ラヴや参道の宿と連携して、借りたい人に家を知ってもらいます。募集の文章や写真の見せ方についても、気になることがあれば、この日に相談できます。
仲介手数料の考え方を知っておく
賃貸の仲介手数料には、上限があります。貸主と借主の合計で、家賃1か月分が上限です。また、長期間使われていない空き家などについては、貸主から受け取れる額に関する特例が、2024年7月1日から設けられています。
123LIVINGでは、この上限の範囲内で、媒介契約の前に、手数料と任せる内容を書面で説明します。提案の日に、手数料の考え方をもう一度聞いておくと、契約のときに安心して判断できます。
税金や相続、登記のことは、税理士や司法書士にご相談いただくと安心です。必要なときは、紹介もできます。税金や登記の細かな点は専門家に聞き、不動産の面は123LIVINGに聞く、という役割分担で進めましょう。
手元にそろえる資料と、提案のあとの流れ
提案の質が上がるのは、家の情報が整っているときです。相談時にあると話が早い資料を、貸す場合の目線で並べました。なくても相談は始められるので、あるものだけで大丈夫です。
| 資料 | 貸すときの役立ち方 |
|---|---|
| 大まかな所在地 | 町や参道からの位置が分かり、借りる人への説明に使える |
| 建物の写真 | 外観・室内・眺めの伝え方を考える材料になる |
| 固定資産税の納税通知書 | 家の概要を確認するときの手がかりになる |
| 登記関係書類・図面・取得時の書類 | 家の範囲や広さを確かめるのに役立つ |
| 名義の状況(相続した家の場合) | 誰が貸す手続きを進めるのかを整理できる |
| 空き期間と最後に人が住んだ時期 | 傷みの見通しと、修繕の範囲を考える材料になる |
写真は、明るい時間帯に撮ると家の雰囲気が伝わります。家の中だけでなく、玄関までの道、石段、窓からの眺めも撮っておくと、借りる人が暮らしを想像しやすくなります。
貸し方と賃料が決まり、媒介契約を結んだら、募集が始まります。借りたい人が見つかると、契約に進みます。契約の際は、宅地建物取引士が重要事項の説明を行います。その後、入居日を決めて、鍵を渡す流れです。
募集が始まったあとは、報告の頻度を媒介契約の形に合わせて決めます。専任なら2週間に1回以上、専属専任なら1週間に1回以上の報告があり、一般媒介では複数の会社に頼めます。遠方の持ち主は、オンラインや鍵の受け渡し方法の相談を使って進められます。貸す形は、家を守りながら活かす道のひとつです。
聞いたあとに、持ち帰って決めること
提案をその日に決める必要はありません。持ち帰って、家族と話し合う時間を取ってください。決めるときの手がかりとして、次の3つの問いが役立ちます。
- この貸し方なら、家の魅力を大切にしてくれる人に出会えそうか
- 修繕や手入れの範囲は、無理なく続けられるか
- 賃料の考え方に、納得できる理由があるか
3つとも「はい」なら、次は媒介契約へ進みます。媒介契約には、一般・専任・専属専任の3つの形があり、報告の頻度や他社との併用の可否が違います。気持ちが定まらないときは、その点も含めて相談を続けられます。
家の貸し方に悩んだら、気持ちの整理からでも歓迎です。売りたい・貸したい方のご案内ページで相談の種類や流れをご覧いただけます。123LIVINGの相談フォームはこちらからもお気軽にどうぞ。
よくある質問
賃料の提案は、その日に決めなければいけませんか?
その日に決める必要はありません。持ち帰って家族と話し合い、納得してから次へ進めます。
貸し方が決まっていなくても相談できますか?
できます。決めていない段階から相談でき、他社との併用も相談できます。
遠方に住んでいて、現地に立ち会えません。
オンラインでの話し合いができます。立ち会えない日の鍵の受け渡し方法も、相談のなかで決められます。
記事の公開日:2026年11月7日。運営:株式会社エートゥーナンバーレコード(〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山573-2)。