空き家の活用

使っていない家を活かす4つの使い道|宿・合宿・撮影・お試し滞在

売る・貸すの先に、「場所の価値として活かす」という道があります。4つの使い道の考え方と、相談を始めるときの整理表を紹介します。

結論:売る・貸すに迷ったら、「活かす」道で家の個性を見直してみる

使っていない家の行き先は、売る・貸すの二つにとどまりません。123LIVINGの売りたい・貸したい方向けページでは、第三の道として「活かす」を挙げ、宿、音楽合宿・研修合宿、撮影、移住を検討する人のお試し滞在という4つの使い道を紹介しています。

家の眺め、静けさ、建物の古さ、石段のある道のり。「売るには難しい」と感じていた特徴が、使い道を変えると魅力に変わることがあります。この記事では、4つの使い道の考え方と、相談を始めるときの整理表をまとめました。売る・貸すか迷っている段階から、活かす道もあわせて相談できます。

4つの使い道を一覧で見る

使い道どんな家に合うか家の魅力として生きる点
宿として使う眺めがよい、静か、泊まる人に特別な体験を渡せる眺め、参道の空気、石段のある町
音楽合宿・研修合宿の場所集中できる静かな環境周りを気にせず過ごせる雰囲気
撮影の場所建物の味わい、窓の景色に個性がある古い家ならではの質感、海の見える窓
移住検討者のお試し滞在町の暮らしが体験できる立地坂や石段、買い物の道のりを体で確かめられる

どの使い道にも共通するのは、「家そのもの」より「そこで過ごす時間」に価値を置くことです。持ち主の目線では不便に見える点も、使う人の目線では個性になる場合があります。

宿として使う

伊豆山には、運営側が営む宿「123 MUSIC & RESORTS」があります。伊豆山神社の参道にある全5室の素泊まりの宿で、全室から海が見えます。この経験を生かして、使っていない家を宿として使う相談を受けています。

宿として貸すときに先に確かめること

民泊や宿として貸す場合は、貸し方によって旅館業法や住宅宿泊事業法などの手続きが変わります。熱海市や保健所での確認も必要になります。計画の早い段階で相談すると、無理なく進められます。

  • どの貸し方(民泊・宿)を考えているか
  • 建物の状態と、手を入れる範囲
  • 家の眺めや立地が、泊まる人にどう響きそうか
  • 管理や運営を誰が担うか

運営側が進める構想「123MODEL」は、参道沿いの空き家を宿・店・音楽の場所として、再生していくものです。宿としての活用を考える方は、この構想も参考になります。

音楽合宿・研修合宿の場所として使う

バンドや合唱の合宿、発表会前の練習、研修合宿のように、集まって集中する場所を探す人がいます。静かな家は、こうした場面で力を発揮します。伊豆山では、運営側の宿でも合宿の相談を受けていて、貸切は10名から最大22名、1泊2日からと案内しています。

合宿の種類家に求められること(例)
バンド・合唱の合宿音を出しやすい環境、集まれる広い部屋
発表会前の練習落ち着いて練習できる静けさ
研修合宿話し合いやワークに使える空間、宿泊の手配

家の広さ、部屋の数、周りへの音の響き方は、家ごとに違います。現地確認のときに、合宿の場所として向いているかどうかも、一緒に見ていきましょう。

撮影の場所として使う

古い家の質感、窓の外に広がる海、石段のある道のり。撮影の場所として、こうした景色や雰囲気を求める人がいます。家の中も外も、そのままの姿で価値を持つことがあります。

撮影での活用を考えるときの視点

  • 窓から見える景色は、昼と夕方でどう違うか
  • 外観、玄関、室内のうち、特に絵になる場所はどこか
  • 車の進入や荷物の運び方(機材の搬入)がどうなるか
  • 近隣への配慮が必要な場面はあるか

車の進入や石段の様子は、現地確認で見る項目のひとつです。機材を運ぶ人が事前に道のりをイメージできるよう、止める場所から玄関までの写真を用意しておくと便利です。

移住検討者のお試し滞在の場所として使う

伊豆山への移住を考える人は、住む前に町の暮らしを体験したいと考えます。坂と石段の町で、買い物や通院、ごみ出しの便は家の場所によって大きく違います。車がなくても暮らせるかどうかも、場所次第です。だからこそ、実際に泊まって確かめるお試し滞在は、意味のある体験になります。

お試し滞在で確かめられること家が果たす役割
坂や石段の上り下りの実感日々の動線を体験する場所
買い物の道のり歩いて回る暮らしの感覚をつかむ
静けさ、周りの音夜や朝の過ごし方を知る
季節による景色の違い長く住むイメージを描く

123LIVINGでは、移住前に宿へ泊まって町を確かめる方法も紹介しています。お試し滞在の場所としての家の活用は、その延長にある選択肢のひとつです。

どの使い道が合うか、自分に聞いてみる5つの質問

  1. この家で、いちばん人に見せたい場所はどこか
  2. 人が集まって過ごすとしたら、何人くらいが無理なく入れるか
  3. 夜や朝の静けさは、使う人にとって魅力になりそうか
  4. 建物の古さは、味わいとして語れるか
  5. 家族は、人が出入りすることをどう感じるか

1が決まっていれば撮影や宿の見せ方、2が見えていれば合宿、3と4があてはまれば宿やお試し滞在への道が近づきます。5は、どの使い道でも事前に家族と共有しておきたい点です。

伊豆山で人が集まるタイミングを知る

伊豆山では、季節ごとに人が集まる日があります。伊豆山神社の参拝と境内の清掃を行う「123★DAY」は、2026年11月15日と12月20日。伊豆山神社の新嘗祭「ありがとう伊豆山」は、11月23日(月・祝)です。町に関心を持つ人が訪れる日と、家の活用の計画を重ねて考えると、お試し滞在や宿としての可能性が広がります。

前の晩に泊まれば、朝の参道を本殿まで歩けます。こうした町の動きは、泊まる人にとって訪れる理由になります。

活かす道の相談を始めるときの整理表

整理することメモの例
家の好きなところ眺め、静けさ、古い梁、庭など
使ってほしい場面泊まる、合宿、撮影、暮らしの体験
手を入れてもよい範囲水まわり、窓、壁など
家族の希望残したい部分、使ってほしくない場面
時期の希望いつから使いたいか

売る・貸す・活かすを並べて、一緒に考えられます。

活かす道を決めたあとの進み方

段階内容
ご相談家の現状と、活かしたい気持ちを聞く
オンラインの話し合い家族も一緒に参加して使い方を整理する
現地確認建物の傷み、道と石段、車の進入、眺めを見て、使い道との相性を確かめる
貸し方・使い方の提案手続きが関わる場合は、熱海市や保健所での確認とあわせて進める

気持ちが変わったときは、そのまま話してください。

「やっぱり場所として生かしたい」と思い直したときも、同じ窓口で相談できます。

家の写真を数枚と、好きなところ・気になるところを一言添えていただくと、4つの使い道のどれが近いかを一緒に整理しやすくなります。決めきれなくても大丈夫で、相談のなかで使い道の候補を絞っていけます。

まずは現状を聞かせてください。遠方の方は、オンラインやメール・LINEで相談できます。立ち会いが難しいときは、鍵の受け渡し方法を相談できます。

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よくある質問

売るか貸すか決めていなくても相談できますか。

はい。決めていなくても相談できます。売る・貸す・活かすを並べて、家と家族の状況に合う道を一緒に考えます。

宿や民泊として貸すとき、何を確認すればよいですか。

貸し方によって旅館業法や住宅宿泊事業法などの手続きが変わり、熱海市や保健所での確認が必要です。計画の早い段階で相談してください。

家が古くても活かせますか。

はい。古さが個性として魅力になる場面もあります。現地確認で建物の傷みと眺めを見たうえで、使い道を一緒に考えます。

記事の公開日:2026年11月5日。運営:株式会社エートゥーナンバーレコード(〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山573-2)。