住まい探しの準備
熱海・伊豆山で住まいを探す前に 暮らし方・予算・時期の3つのメモ
最初の相談で聞かれるのは、暮らし方・予算・時期の3つです。メモ1枚に書き出しておくと、町を歩く日も物件を見る日も、話が一気に進みます。
熱海・伊豆山で住まいを探す最初の相談では、暮らし方・予算・時期の3つを聞かれます。この3つを短いメモにしておくと、相談の時間をまるごと「どの町並みが合うか」「どの家を見るか」に使えます。完璧な答えは要りません。迷っているところは、迷っていると書けば十分です。この記事では、3つのメモの書き方を、記入例と表で順番に見ていきます。
なぜ最初に3つを聞くのか
123LIVINGの住まい探しは、ご相談、町を歩く、物件を見る、暮らす、の4段階で進みます。最初のご相談で聞くのが、暮らし方・予算・時期です。宅地建物取引士は、この3つを手がかりに、合いそうな物件を紹介します。
伊豆山は海と山が近く、坂と階段が多い町です。車が家の前まで入れない場所もあり、買い物・通院・ごみ出しの負担は、家の場所で大きく変わります。同じ予算でも、暮らし方が違えば選ぶ家は変わります。だから最初に、あなたの毎日の姿を言葉にしておくことが、いちばんの近道になります。
メモ1 暮らし方を書き出す
暮らし方のメモは、「誰と」「どのくらいの頻度で」「何をして過ごすか」の3行で書き始めます。次の表を埋めるつもりで、思いつくままに書いてみてください。
| 聞きたいこと | 書き方の例 |
|---|---|
| 誰と住むか | 夫婦2人/1人/家族で。将来は変わるかもしれない、も書く |
| 住む頻度 | 毎日/週のうち数日/月に数回の二拠点 |
| 移動の手段 | 車を使う/電車とバス中心/できるだけ歩きたい |
| 日課 | 朝に海を見たい、仕事は在宅、ピアノを弾きたい、など |
| 譲れないこと | 眺め、静けさ、平らな道、駅までの近さなど、上位3つ |
とくに「移動の手段」は大切です。車がなくても暮らせるかどうかは、場所によって答えが変わります。毎日の買い物や通院を、歩いてどのくらい楽にできるかを、あとで町を歩いて確かめることになります。
譲れないことは3つまで
譲れないことを5つも6つも書くと、探す範囲がとても狭くなります。上位3つに絞り、残りは「あれば嬉しい」の欄に回します。眺めと静けさを選ぶなら、坂や石段は受け入れる、というように、選んだ理由と一緒に書き残すと、相談の中で優先順位がぶれません。
一日の動きを時間順に書いてみる
表を埋めるのが難しいときは、ふだんの平日を朝から夜まで、時間順に書いてみてください。起きる、家を出る、買い物に行く、帰る、くつろぐ、と並べると、どこで坂や石段を使うことになるかが見えてきます。たとえば毎日の買い物が「帰り道に寄る」のか「わざわざ出かける」のかで、選ぶ家の場所は変わります。この時間順のメモは、町を歩く日に、そのまま歩くコースの下書きになります。
メモ2 予算を書き出す
予算は、物件の価格や家賃だけで考えると、あとで足りなくなります。メモには次の4つの欄を作り、それぞれにおおよその金額と、分からない場合は「未定」を書いてください。
| 欄 | 入れる内容 |
|---|---|
| 住まいの費用 | 購入なら価格、賃貸なら毎月の家賃の上限 |
| 初めにかかる費用 | 契約のときの費用、引っ越し、家具や家電 |
| 直す費用 | 古い家を選ぶ場合の、手を入れたい場所と希望の範囲 |
| 暮らしの費用 | 電車や車での移動、日々の買い物、光熱費 |
取り扱う物件、手数料、契約条件は、相談のうえで案内します。メモの段階では、正確な数字よりも、「ここまでなら無理なく出せる」という上限の感覚が分かれば十分です。上限を先に伝えると、その範囲で見られる物件の話から始められます。
購入と賃貸で迷っているときは、迷っていることをそのまま書いてください。まず賃貸で暮らしてみて、気に入ったら購入を考える、という順番も、よくある選び方の一つです。
メモ3 時期を書き出す
時期のメモには、3つの日付を入れます。「いつまでに住みたいか」「いつ下見に来られるか」「いつまでに決めたいか」です。
- 入居したい時期:学校や仕事の区切り、今の住まいの更新日に合わせる
- 下見に来られる日:連休や有給の候補日を、2〜3個書く
- 決めたい時期:急がない場合は「1年以内に決められれば」のように幅で書く
下見の候補日は、季節も意識してみてください。伊豆山は海が近く、朝と夜、夏と冬で町の表情が変わります。冬の下見には、12〜2月に一度泊まってみる方法もあります。また、11月15日と12月20日の123★DAYに合わせて来ると、町の人と知り合う機会にもなります。
3つのメモを1枚にまとめた記入例
ここまでの3つを、1枚にまとめた例を挙げます。これは書き方を見せるための作り例です。
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 暮らし方 | 夫婦2人。週の半分を熱海で過ごす二拠点。電車中心で、朝は海沿いを歩きたい。譲れないのは眺め・静けさ・買い物の便 |
| 予算 | 家賃の上限は毎月の収入の範囲で決める。引っ越しと家具に初期費用を別に確保。古い家なら直す費用も相談したい |
| 時期 | 来春までに住み始めたい。下見は連休に2回。決めるのは半年以内 |
この程度の長さで、相談は十分に始められます。足りない部分は、相談の中で一緒に埋めていきます。
3つがぶつかったときの整え方
書き出してみると、3つのメモが食い違うことがあります。食い違いは悪いことではなく、相談で話し合う種になります。
| ぶつかり方 | 整え方の例 |
|---|---|
| 眺めも静けさも欲しいが、予算に収まらない | どちらか一方を先に選ぶ。もう一方は、泊まって確かめたうえで決める |
| 車を使いたくないが、坂の上が気になる | 町を歩く日に、気になる家までの道を実際に上り下りする |
| 早く住みたいが、下見の日が少ない | 先にオンラインで相談し、現地に来る日を1回に絞って濃く使う |
| 家族で意見が分かれる | 全員が参加できるオンラインの相談の場を作る |
このように、ぶつかった部分に「いつ、どうやって確かめるか」を1行足すだけで、メモは行動の計画に変わります。
書き出すときのコツ
- 箇条書きで十分です。文章にしなくて大丈夫です
- 家族がいる場合は、全員が一度ずつ読んで、足したいことを書き足す
- 書けない欄は「未定」と書いて、相談の宿題にする
- 変わってもよいと考えて、日付を入れて保存しておく
3つのメモは、あとで読み返す自分への手紙にもなります。町を歩いたあと、書いた内容がどう変わったかを見ると、自分が本当に大切にしたいことが見えてきます。
メモができたらどう使うか
メモが書けたら、お問い合わせフォームやLINEで送るか、相談の場で見せながら話してください。遠方の方は、オンライン、メール、LINEでの相談もできます。英語での問い合わせにも対応しています。
- メモを見ながら、暮らし方・予算・時期の話をする
- 町を一緒に歩き、坂・石段・買い物の場所を確かめる
- 歩いた感覚をもとに、合いそうな物件を見る
- 気に入ったら契約・引っ越しへ進む
町を歩く案内は、2020年に東京から伊豆山へ移住した宅地建物取引士が担当します。自分で暮らして知った坂の感覚や、買い物の動き方を、歩きながら伝えます。メモの「譲れないこと」が実際の道で成り立つかどうかを、その場で確かめられるのが、歩く案内のいちばんの良さです。
まだ決めていなくても大丈夫です。メモが途中でも、住む場所の候補が決まっていなくても、まず話を聞かせてください。
記事の公開日:2026年11月6日。運営:株式会社エートゥーナンバーレコード(〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山573-2)。