移住の進め方

伊豆山移住の4段階 話す・歩く・泊まる・探すの順に進める宿題

移住は、家探しから始めなくて大丈夫です。話す、歩く、泊まる、探すの順に、段階ごとの小さな宿題をこなしていく方法を紹介します。

伊豆山への移住は、住まい探しから始める必要はありません。順番は、お話をうかがう、一緒に歩く、泊まってみる、住まいを探す、の4段階です。物件の話は最後に置いて、先に自分の暮らし方を言葉にし、町を歩き、一晩過ごしてから探す。この順番にすると、家を見る目が自然に育ちます。この記事では、4段階それぞれの宿題と、あとに回してよいことを整理しました。

4段階の全体像

段階やることこの段階で得るもの
1. お話をうかがう暮らし方・予算・時期を話す自分の希望の言葉
2. 一緒に歩く坂・石段・買い物の場所を歩く町の手ざわり
3. 泊まってみる参道の途中の宿で朝と夜を過ごす暮らしの時間帯の実感
4. 住まいを探す物件を見て、契約し、引っ越す納得して選んだ住まい

運営は、東京で46年暮らし、2020年7月に伊豆山へ移住した代表と、同じく2020年に東京から移住した宅建士が担っています。移住する側の気持ちを、自分の経験として知っている人が、段階ごとに伴走する形です。

第1段階 お話をうかがう 宿題は3つのメモ

最初の段階では、暮らし方・予算・時期を話します。決めていなくても、分かるところだけで進められます。話す前に、次の3つのメモを用意すると、会話が一気に具体的になります。

  • 暮らし方:ずっと住むのか、週末に通うのか、将来に備えるのか
  • 予算:購入か賃貸か、毎月に出せる額のめやす
  • 時期:動き出したい季節と、焦らない部分

相談は、お問い合わせフォーム(「住まいを相談する」)、チーム伊豆山(TEAM123)のLINE、メール、オンラインから選べます。遠方の方も、英語での問い合わせも可能です。この段階で決めなくてよいのは、地区や物件の種類です。見る前に絞りすぎないことが、あとの発見につながります。

暮らし方のメモは、第2段階で見る場所を決める手がかりにもなります。

暮らし方歩く日に重点を置く場所
ずっと住む買い物・通院・ごみ出しの経路と、雨の日の歩き方
週末に通う最寄りの駅や車を止められる場所から家までの道のり
将来に備える参道沿いの雰囲気と、町の人との距離感

第2段階 一緒に歩く 宿題は「数える・聞く・書く」

町の案内では、坂・階段・買い物の場所を歩いて見ていきます。伊豆山には、車が家の前まで入れない場所もあり、買い物・通院・ごみ出しの便は家の場所で大きく変わります。車がなくても暮らせるかは、場所次第です。

動き具体的にすること
数える気になった道の段数、買い物の場所までの歩数や段数
聞く案内人に、暮らしの工夫や困りごとを質問する
書く気づいたことを、その日のうちにメモに残す

参道は、走り湯から本殿まで837段です。数字を知っておくと、歩きながら「いま全体のどのあたりにいるか」が分かり、気になる場所の位置づけが楽になります。この段階で決めなくてよいのは、住む家です。町そのものとの相性を見る段階と割り切ってください。

123★DAYで、町の人と知り合う

歩く段階の補助として、123★DAYがあります。伊豆山神社の参拝と境内の清掃に参加し、町の人と知り合える日です。2026年は11月15日(日)と12月20日にあります。

住まい探しでは、物件の情報以上に、隣近所や町の雰囲気が暮らしやすさを左右します。清掃のような共同の作業に加わると、話題を探さなくても自然に会話が生まれます。まだ移住を決めていない段階の方も、町の人の顔を知る機会として参加できます。

第3段階 泊まってみる 宿題は「朝と夜」

お試し滞在では、参道の途中の宿に泊まり、朝と夜の町、坂や石段を体験します。昼間に歩いた道は、朝には別の表情を見せ、夜には音と明るさが変わります。

  1. 到着した日の夕方に、宿から歩いて夜の道の明るさを確かめる
  2. 夜の静けさを、窓を開けるなどして感じる
  3. 朝いちばんに、同じ道をもう一度歩く
  4. 気になる家の前を、朝と夜の両方で通ってみる

宿は素泊まりです。空室と料金は、宿の公式予約サイト(https://123-music.com/book/)で日付を入れて確認できます。住まいの相談とは別の申込になるので、日程が決まったら相談の側にも一言伝えると、泊まった翌朝の町歩きの段取りが組みやすくなります。この段階で決めなくてよいのは、契約の時期です。

泊まる日の持ち物メモ

宿は素泊まりなので、食事や飲み物は町で調達する前提で計画します。到着前に町の買い物の場所を確認しておくと、第2段階で歩いた経路を、宿泊中の実地練習に変えられます。夜に歩く場合は、足もとを照らすライトと、歩き慣れた靴があると石段を落ち着いて確かめられます。翌朝の予定には、気になる家の前を通る時間を、先に1枠入れておきましょう。

第4段階 住まいを探す 宿題は優先順位

ここで初めて、物件を見ます。住まい探しの案内は宅地建物取引士が担当し、相談、町を歩く、物件を見る、暮らす、の順に進みます。第1〜3段階で集まった材料を並べて、優先順位を3つに絞ってみてください。

優先順位の候補第何段階の気づきから決めるか
眺めと静けさ第3段階の朝と夜
買い物・通院・ごみ出しの便第2段階の歩いた記録
予算と住み方第1段階のメモ

この表のとおり、第4段階の判断材料は、すでに第1〜3段階で手元に集まっています。物件の見学は、確かめたい点を絞った状態で臨めるので、時間の使い方が効率的になります。

4段階を自分のペースで進めるコツ

つまずきやすい場面と、直し方

つまずき起きやすい段階直し方
希望が言葉にならない第1段階「こうはなりたくない暮らし」から書き出し、反対側を希望にする
歩いたら条件が変わった第2段階メモを更新して、第1段階の担当者にもう一度話す
朝と夜で印象が分かれた第3段階どちらの時間帯の暮らしを長く過ごすか、自分の一日を基準に選ぶ
気に入った家が複数ある第4段階3つの優先順位に点数をつけ、家ごとに並べて比べる

どのつまずきも、段階を行き来すれば解けるものです。戻ること自体が失敗ではなく、確かめ直す作業として組み込まれた流れだと考えると、気持ちが軽くなります。

家族やパートナーと進めるとき

複数の人で移住を考えるときは、第1段階を全員で受けるのがおすすめです。オンラインでの相談なら、離れて暮らす家族も同じ時間に参加できます。第2段階の町歩きと第3段階の宿泊は、可能なら全員で体験し、各自が別々にメモを取ります。第4段階の前に、メモを突き合わせると、一人では気づけなかった視点が見えてきます。たとえば、同じ石段を、荷物を持つ人は段数で、眺めを楽しむ人は景色で記録する、といった違いです。

意見が分かれたら、決めずに次の段階へ進んでも構いません。歩く、泊まるという体験が、言葉より先に答えを教えてくれることがあります。

4つの段階は、1度で通過しなくてもかまいません。歩いたあとにもう一度話す、泊まったあとにもう一度歩く、という往復が、実感を深めます。段階を戻ることも、前に進むことと同じ価値のある選択です。

まずは第1段階として、暮らし方・予算・時期の3つのメモを持って相談を始めてみてください。123LIVINGに住まいを相談する

よくある質問

移住を決めていなくても相談できますか。

決めていない段階でも相談できます。お話をうかがう段階から始められます。

泊まる予約と住まいの相談は、同じ窓口ですか。

別の申込です。空室と料金は、宿の公式予約サイトで日付を入れて確認できます。

123★DAYはいつですか。

11月15日(日)と12月20日です。伊豆山神社の参拝と境内の清掃を通じて、町の人と知り合えます。

車がなくても暮らせますか。

場所によります。車が家の前まで入れない場所もあり、買い物・通院・ごみ出しの便は家の場所で大きく変わるため、町を歩いて確かめる段階があります。

記事の公開日:2026年11月7日。運営:株式会社エートゥーナンバーレコード(〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山573-2)。