空き家の持ち方

空き家をそのまま置いておく前に|固定資産税・手入れ・傷み・近隣を整理

使っていない家をそのままにしておくと、固定資産税・手入れ・傷み・近隣への影響の4つが毎年少しずつ積み重なります。置いておくか動くかを決める前に、この4つを一枚の表にしておきましょう。

使っていない家をしばらく置いておく、という選び方は、ひとつの立派な答えです。ただ、置いておく間も家は年を重ねていきます。熱海・伊豆山の家なら、見ておきたい点は4つです。固定資産税、手入れ、傷み、そして近隣への影響。この4つを先に書き出しておくと、置いておくのか、売る・貸す・活かすへ動くのかを、落ち着いて選べるようになります。

置いておく間に動いている4つのこと

空き家は、誰も住んでいなくても静かに動いています。123LIVINGの空き家の相談ページでは、置いておく場合の見どころとして、固定資産税・手入れ・傷み・近隣への影響が挙げられています。まず全体像を表にします。

見どころ何が起きているか先に決めておくこと
固定資産税使っていない間も毎年の納付が続く納税通知書を手元に置き、毎年の金額を家族で共有する
手入れ庭・室内・水まわりは放っておくと状態が変わる誰が、どのくらいの間隔で見に行くか
傷み海が近いと塩気と湿気の影響を受けやすい空いている期間を数え、現地で状態を見る日を決める
近隣への影響庭木・外まわり・郵便物の様子が周りの目に入る近くで連絡がつく窓口を決めておく

表の右の列は、どれも今日から決められることばかりです。順に見ていきましょう。

固定資産税は「毎年の金額」を家族で共有する

家を持っている限り、固定資産税の納付は続きます。使っていない家でも同じです。大切なのは、金額を一人の頭の中にしまっておかないことです。相続した実家なら、名義の人だけが通知書を見ていて、きょうだいは金額を知らない、ということがよくあります。

やることは簡単です。毎年届く納税通知書の写真を撮り、家族のグループに置いておきます。そうすると、「この家に毎年いくらかかっているか」が全員の共通の数字になり、話し合いのときの出発点がそろいます。税金そのものの扱いは税理士に、登記は司法書士にご相談いただくと安心です。123LIVINGからも紹介ができます。

通知書は、売却や賃貸の相談に進むときにも役立つ資料のひとつです。相談時にあると話が早い資料として、大まかな所在地、建物の写真、固定資産税の納税通知書、登記関係書類、図面や取得時の書類、相続物件の名義状況、空き期間と最後に人が住んだ時期が挙げられています。置いておくと決めた場合でも、この7種類をひとつのフォルダにまとめておくと、いつでも次の一歩を踏み出せます。

手入れは「誰が・どのくらいの間隔で」を決める

手入れで迷いやすいのは、中身よりも担い手です。気持ちはあっても遠くに住んでいると、見に行くたびに旅の予定を組むことになります。続けやすい形にするコツは、次の3点を紙に書くことです。

  1. 見に行く人の名前(一人に決めすぎず、代わりの人も)
  2. 見に行く間隔(季節ごと、など続けられる頻度で)
  3. 見に行ったときに写真を撮る場所(玄関・水まわり・屋根の下・庭)

写真を同じ場所で撮り続けると、数か月前との違いが目で見て分かります。家の変化に早く気づけるので、直すか動くかの判断もしやすくなります。

遠方で様子を見に行けない場合は、123LIVINGの現地確認を使う方法もあります。現地確認では建物の傷み、道と石段、車の進入、眺めを見ます。立ち会えないときは、鍵の受け渡し方法を相談できます。

海が近い伊豆山の家は、空き期間と傷みを並べて見る

伊豆山の家は、海が近いのが魅力です。眺めの良さと引き換えに、塩気と湿気で傷みやすい面もあり、空き期間が長いほど修繕が増えていきます。そこで、傷みは「空き期間」といっしょに見るのがおすすめです。

見る場所見るポイント
外壁・屋根まわり色の変わり方、はがれ、さびの出ている金属部分
窓・サッシ開け閉めの軽さ、枠のまわりの汚れ
水まわり蛇口を開けたときの水の出方、においの有無
室内の壁・天井しみ、においの染みついた場所、湿気のこもる角
家の外の道・石段家に着くまでの足元の状態

「最後に人が住んだ時期」と「いまの状態」の二つが分かれば、売る場合も貸す場合も、価格や貸し方の提案が具体的になります。置いておく間の記録は、そのまま次の相談の材料になります。

伊豆山には、坂や石段の上にある家も少なくありません。車が家の前まで入れない場所もあり、買い手や借り手が限られることがある一方で、眺めと静けさを求める人にはとても魅力的に映ります。家の魅力を言葉にしておくことも、置いておく間にできる準備です。

近隣への影響は「連絡のつく窓口」で安心にする

空き家で一番気がかりなのは、周りの方々への影響です。庭木が道へ伸びていないか、外まわりが散らかっていないか、郵便物が溜まっていないか。近隣の方が見て不安に思うのは、多くの場合、「誰に連絡すればいいか分からない」ときです。

そこで、近くの方や管理をお願いしている人に、連絡先を一つ伝えておきましょう。連絡先があるだけで、周りの方の安心は大きく変わります。持ち主が遠くにいても、窓口がはっきりしていれば、町の中で家が静かに見守られます。

道や境界がはっきりしない家の場合は、早めに相談しておくと話が整理されます。現地確認で、道と境界の様子を一緒に見ていきます。

置いておくか、動くか|三つの道の目安

4つの点を書き出したら、次は道を選びます。123LIVINGが整理している三つの道は、売る、貸す、活かす、です。

道中身こんなときに
売る媒介契約で売り出す使う予定がなく、固定資産税や手入れから離れたい
貸す住居としての賃貸、期間を決めた別荘貸し、民泊や宿家は手放さず、誰かに使ってもらいたい
活かす宿、音楽合宿、研修合宿、撮影、移住を考える方のお試し滞在家の個性を生かした使い方を見つけたい

貸し方によって、旅館業法や住宅宿泊事業法などの手続きが変わります。民泊や宿として使う場合は、熱海市や保健所で内容を確認すると、安心して進められます。

売るか貸すかを決めていなくても、相談は始められます。他社との併用も可能で、相続が終わっていない段階でも進め方を一緒に考えられます。置いておくと決めた方も、その理由が4つの点で説明できれば、家族みんなが納得しやすくなります。

家族で話すための小さな準備

空き家の話し合いは、感情が絡みやすいものです。意見がそろわないときは、遠くに住む人も含めてオンラインの話し合いに参加できます。家族全員が画面越しに同じ資料を見ながら話せるので、「聞いていない」という行き違いが減ります。

話し合いの前に、次の3つを共有しておくとスムーズです。

  • 毎年の固定資産税の金額(納税通知書の写真)
  • 最後に人が住んだ時期と、いまの建物の写真
  • 置いておく場合に誰が手入れをするか

この3つがそろえば、「置いておく」「売る」「貸す」「活かす」のどれを選んでも、前向きな話し合いになります。

相談は、ご相談フォームから始められます。暮らし方・予算・時期をざっくり伝えるだけで構いません。伊豆山の家のことは、123LIVINGのご相談フォームからお気軽にどうぞ。

よくある質問

使っていない空き家でも固定資産税は毎年かかりますか?

家を持っている間は、使っていなくても納付が続きます。毎年の納税通知書の写真を家族で共有しておくと、話し合いの出発点がそろいます。税金そのものの扱いは税理士にご相談いただくと安心です。

売るか貸すか決めていなくても相談できますか?

決めていなくても相談できます。他社との併用や、相続が終わっていない段階での進め方もご相談いただけます。

遠方に住んでいて家の様子を見に行けません。

オンラインやメール、LINEで相談できます。現地確認では建物の傷み、道と石段、車の進入、眺めを見ます。立ち会えないときは、鍵の受け渡し方法を相談できます。

記事の公開日:2026年11月6日。運営:株式会社エートゥーナンバーレコード(〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山573-2)。